湯シャンはシャンプーをやめて、お湯だけで髪を洗う習慣。
この湯シャンライフを継続する上で最大の障害はワックスの存在だと言っていい。
そう、男として髪型をパリッと決めなければならないシチュエーションは多いが、そんな時になくてはならないのがワックスである。
残念なことにワックスはシャンプーでしか落ちないものも多く、湯シャン界の中でもワックスの取り扱いは永遠の課題として広く認知されている。
しかし研究は進んだ。
湯シャン歴4年を超えた僕。
湯シャン界の先駆け的な存在であると自負していて、湯シャンとワックスの共存に向けてこれまでも様々なトライアンドエラーを行ってきた。
その裏打ちされた経験とノウハウから、勝手に「湯シャンに最適なおすすめのワックス、整髪料」を紹介していく。
目次(好きなところに飛べます)
湯シャンとワックス
湯シャンはシャンプーを一切しないので、聞いただけで不潔感が漂うことだろうし、そんなヤツが令和の時代にもいるのかと驚きを禁じ得ないかもしれない。
しかし。
シャンプーを使わないことで抜け毛やハゲ予防、髪質に絶大なプラスの影響をもたらしてくれることをご存知だろうか。
僕の経験では髪にコシや艶が出るようになり、抜け毛やクセが驚くほど改善した。
女ウケがこの世の全てだと考えている僕にとって、髪は命だ。なんといいメソッドを体得したんだろうと思っている。
ハゲていても許されるのは、地球人最強の戦闘力を有し、幾度となく地球を救ってくれたクリリンだけなのだ。
ところで、男には外見をパリッと仕上げて臨みたいシチュエーションが山ほどある。
合コン。デート。婚活パーティー。浮気。
友人の結婚式。
たまに仕事。
こんな時、ワックスを使い髪をパリッと整えることで身も心も引き締まるのは決して気のせいではない。
ただ、ワックスをつけると、どうしてもシャンプーが必要になる。
そう。
ワックスは湯シャンを継続する上で悩ましい、最大の障害なのだ。
この最大の障害を克服すべく、僕は数年にわたりワックス無しでも髪を整えるような方法を探したり、ヘアオイル、リンス、洗い流さないトリートメントなどを試しに試した。
そして。
湯シャンに向いている、つまり通常通りのお湯のみの洗髪でも問題ないようなワックスおよび整髪料を発見した。
湯シャンを男性で実践している人、またはこれから試してみようと考えている方はご覧いただきたい。
男の湯シャンにおすすめのワックス・整髪料をご紹介
湯シャンにおすすめの整髪料やワックスを3つご紹介。
どれも、シャンプーをする必要がなくお湯だけで流せるもので、僕自身も長年重宝している。
1.ザ・プロダクト オーガニック ヘアワックス

最初は「product organic hair wax (ザ・プロダクト オーガニックヘアワックス)」。
42g入り。
オーガニックワックスというジャンルで、洗い流す上でシャンプーは必要なく、お湯で十分に洗い流せるので、湯シャン人は必携。
青色のパッケージが変な薬品みたいでイマイチだなあとずっと思っているのだが、それをカバーできる爽やかな香りとさらっとした使用感が素敵すぎる。
中身を開けてみよう。
まさかのオレンジ色だ。
手に取るとこんな感じ。

例えるなら、溶けかかったオレンジシャーベット。
触っていると体温ですぐに溶けてトロッとする。
手で伸ばすと、すぐに透明に。

ベタつきはほぼ無しで、さらっとした手触り感。
髪にもよくなじむし、ムラもできにくいのがGOODポイント。
内容量42g。
一回分は少量でいいので、僕は1ケースが2〜3ヶ月はもつ。
気に入っている点は、青のケースからは想像できないオレンジの爽やかな香り。
マーケティングの世界では「売り手よし、買い手よし、世間よし」を三方よしと言うが、このオーガニックワックスは「香りよし、ベタつきなし、馴染みよし」。
女性が使うにも適していているので、まさに死角なし。
ぜひ試していただきたい。
ただし、ホールド力はあまりないので、ご注意ください。
ガチガチに固めたい人には不向き。(ちなみにガチガチに固めたくて湯シャンもしたいというのは、ちょっと難しい。)
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2.タマリス ヘアレスキュー ホームクリニックエッセンス

二番目におすすめな整髪料は「TAMARIS タマリス ヘアレスキュー ホームクリニックエッセンス」。
実はこれは本来ワックスではなく、トリートメント。
裏面使用欄には「髪全体によくなじませ、その後十分にすすいでください」と記載がある。
が、これを洗い流さないトリートメントとして使うのだ。

このやり方は、僕が長らく通っていた新宿の美容院の担当の人に教わったやり方だ。
この変な男が勝手に暴走して薦めているわけではないので、安心してほしい。
タオルドライした後で髪全体によくなじませてから、ドライヤーで乾かそう。
これで恐ろしく髪がしっとりし、まとまりやすくなる。髪が傷んでいたり、パサつきが気になっている人に特におすすめしたい一品だ。
ただ、使用頻度には気をつけてほしい。
毎日つけているとちょっと髪が重たい感じになってくるので、2日〜3日に一度くらいの使用頻度がベストだと考えている。
中身は白色で、無臭だ。
ベタつきはない。
「さらっ」というよりは、濃厚な感じ。

手触りを解説するなら洗濯糊のような感じだろうか(あまりうまい例えがなくすいません)。
欠点といえば、ハードワックスのようなホールド力はないこと。
どちらかといえば、「レスキュー」という名前の通り、ヘアケア用品のような使い方がいい。
内容量は180g。
2〜3日に一度くらいの使用頻度で十分なので、一度買うと2ヶ月か3ヶ月くらいもつ。
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当然、ワックスのようにシャンプーを使って洗い流さないといけないなんてことはなく、タマリスで湯シャンライフを存分に謳歌しよう。
3.モルトベーネ ディープレイヤーH(ホームケア用)

三つ目は「モルトベーネ ディープレイヤーH(ホームケア用)」。
本来はトリートメント。
つけた後に洗い流すのが正しそうだ。
しかし、僕はこちらをドライヤーで乾かした後に髪につけるワックスとして使っている。
ワックスとして利用するワザは、銀座の美容院のご担当の方に教えていただいたものだ。

先ほどのタマリスホームレスキューと同様にトリートメント。「よくなじませ、その後よくすすぎます」と記載があるが、無視して良い。
洗い流さないトリートメントとして、ドライヤーの前に使用するスタイルもいいし、ドライヤーの後の乾いた髪へのワックスとして使うのもいい。
タマリスと同様、いやそれ以上にかなり濃厚な仕上がりになる。
小さな入れ物だが、艶とまとまりはもちろん、ある程度のセット力も有している万能性を高く評価している。
胸は小ぶりだが、顔良し性格良しのナースの彼女のような存在だ。
ケア性もかなり強いので、こちらは3日くらいの間隔がいいのではないかと思う。
相当しっとりするので、過度につけすぎると髪全体が重くなるので注意。
40g。
使用頻度が低くてもOKなので、こちらも2ヶ月、3ヶ月は十分にもつだろう。
何と言っても、感動的に安いのがイチオシポイント。
一つたった400円ほど。
比較的安いので、貧しくずっともやしを炒めている僕でも、写真の通り大人買いすることが可能だ。

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こちらも、ワックスのようにシャンプーを使って洗い流さないといけないなんてことは無し。
ケア用品として一つ持っておくだけでもいいだろう。
まとめ
男性の湯シャン人におすすめの整髪料とワックスをご紹介した。
まだ「ホールド力が強くて、シャンプーも不要なワックス」は見つけられていない。
ホールド力ではなく、ある程度のまとまり感やツヤ感であれば、ご紹介した商品で十分に実現可能だろう。
ぜひ参考になれば幸いです。
終わり